甘党パティシエ外伝 かぼちゃのサラダ 現パロ。フィリーネ(喫茶店店員)狙いのダームエルと、マスターのユストクスが二人で会話する短い話。「お疲れだな、ダームエル。今日もカボチャ漬けかい?」「お疲れ様です、マスター。……さすがにハロウィン限定品は終わりましたよ。ですが……」 喫茶店のマスターのユストクスが声をかけると、ダームエルは力なく笑って見せた。 今日はハロウィン当日だからと、ダームエルのいる洋菓子店では小さなオマケのお菓子を用意しているのだが。いくらお菓子を差し出しても、ダームエルだけイタズラされてしまうのだそうだ。「ハロウィンを楽しまれるのは何よりですが……私だって他の従業員のように、普通に受け取って喜んでもらいたいです」「それだけダームエルが親しみやすいということだろう。顔が売れていて結構ではないか」「……はい……」 うなずきながらもため息をついて、ダームエルは空いているテーブル席に腰を下ろした。「さぁてお客様。何にしましょう」「……今日のパスタを」「サラダはつけなくていいのかい。今日のサラダはハロウィンスペシャルかぼちゃサラダだぞ」「……かぼちゃはもうお腹いっぱいですよ」 眉をハの字にして肩を落としたダームエルに、ユストクスは念を押した。「本当にいいのかい? 今日のサラダは下ごしらえからフィリーネが頑張ってい……」「サラダセットで」「……毎度」 ユストクスはチェシャ猫のような笑みを浮かべると、くるりと踵を返した。[本好きの下剋上ファン作品 No.14]#ダムフィリ #パティシエダム #本好きファン小説 #ユストクス #ダームエル 本好きファン作品/小説* 2019/10/31(Thu) 23:48
現パロ。フィリーネ(喫茶店店員)狙いのダームエルと、マスターのユストクスが二人で会話する短い話。
「お疲れだな、ダームエル。今日もカボチャ漬けかい?」
「お疲れ様です、マスター。……さすがにハロウィン限定品は終わりましたよ。ですが……」
喫茶店のマスターのユストクスが声をかけると、ダームエルは力なく笑って見せた。
今日はハロウィン当日だからと、ダームエルのいる洋菓子店では小さなオマケのお菓子を用意しているのだが。いくらお菓子を差し出しても、ダームエルだけイタズラされてしまうのだそうだ。
「ハロウィンを楽しまれるのは何よりですが……私だって他の従業員のように、普通に受け取って喜んでもらいたいです」
「それだけダームエルが親しみやすいということだろう。顔が売れていて結構ではないか」
「……はい……」
うなずきながらもため息をついて、ダームエルは空いているテーブル席に腰を下ろした。
「さぁてお客様。何にしましょう」
「……今日のパスタを」
「サラダはつけなくていいのかい。今日のサラダはハロウィンスペシャルかぼちゃサラダだぞ」
「……かぼちゃはもうお腹いっぱいですよ」
眉をハの字にして肩を落としたダームエルに、ユストクスは念を押した。
「本当にいいのかい? 今日のサラダは下ごしらえからフィリーネが頑張ってい……」
「サラダセットで」
「……毎度」
ユストクスはチェシャ猫のような笑みを浮かべると、くるりと踵を返した。
[本好きの下剋上ファン作品 No.14]
#ダムフィリ #パティシエダム #本好きファン小説 #ユストクス #ダームエル