ナカミヱズログ

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成長伏よあこがれの先輩であれ

『描く予定のない漫画のコマとか前後のない文章とかを置いていく』の産物。

伏木蔵の得意武器が思いつかないならなんでも使えることにしちゃえばいいじゃないの段。




 これは、とある年の、忍たま一年生の会話。

「体育委員はいいなあ、先輩がみんな強そうで」
「保健委員だって良いじゃない、先輩みんな優しいでしょ?」
「優しいよ。でもいっつも穴に落ちてたりするし……
 鶴町先輩なんて得意武器もないんだよ。得意な武器なんてないし、戦いたくないっていつもおっしゃってる。
 ぼくも戦い方を教えてくれるような先輩と同じ委員会がよかった」

 肩を落とした保健委員を体育委員がなだめようとした時。ちょうどすれ違おうとしていた事務員の小松田が目を丸くして足を止めた。

「え? きみ、保健委員なのに知らないの?
 鶴町伏木蔵くんはねえ……」
「ええええーーーーっ???」

 ふたりの驚きの声が、学園の中庭を少し揺らす。

「あのタソガレドキ忍軍の」
「組頭から個人レッスンを受けていて」
「どの武器を使わせても学年三位以内という超実力派なのに」
「一番になれる武器はないからって謙遜されているんですか!」
「そうそう」

 小松田はまるで自分が褒められでもしたかのように得意げにうなずいていた。

「それだけたくさんの武器を使えるのに、戦わない忍務のほうが得意なんだって。すごいよにぇ」
「「ひえ~」」




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